『嘘だらけの日独近現代史』その1(倉山満、扶桑社新書)
最近はドイツあたりの歴史、特に神聖ローマ帝国〜ハプスブルク国あたりを読んでいます。
この本はタイトルに「近現代史」とあるので、勝手に、まだ読むのは早いかなあと思っていましたが、最近そういえば倉山先生の本を読んでいないと気がつき、この本を手に取りました。
どんな本でも、気になったら目次くらいはまずチェックしたほうがいいですね 。
この本も第一章は西ローマ帝国、
第二章は神聖ローマ帝国、
第三章はプロイセン王国、
第四章はドイツ帝国、
第五章はヴァイマル共和国、
第六章はドイツ連邦共和国という内容でした。
第四章くらいまではハプスブルク家統治が続いています。一気に全部読むのは無理でもハプスブルク家に関係するなら、もっと早く手に取ればよかった。きっと倉山先生が面白どころを教えてくれる(期待)。
序章を読んでいる時からワクワクしました。
第一章の初めに「主な登場人物」というコーナーがあり、筆頭にシーザーが挙げられていますが、その紹介文が
「(生没年)皇帝の語源。どうでもいい話なので本文では書かなかったが、元老院の三分の一の議員の妻を寝盗り、恨まれて暗殺された。当たり前だ。」とある。
倉山先生!シーザーの紹介がそれですか!と、笑いを誘う。でもそういうことなら、暗殺された理由としては一番ありえそうな理由ではないだろうか。「暗殺」という言葉を使うから政治的な問題のように思ってしまうけれども。。。
二番目にオドアケル。続いてオットー大帝、ハインリヒ4世、バルバロッサ、インノケンティウス3世が挙げられてます。
オドアケルは、そういえば西ローマ帝国を滅ぼした後どうなったのか、何をしたのかさっぱり知らなかったですね。
この本でも詳しく書かれてるわけではありませんが、簒奪者の失敗例として知られ、以降、皇帝につく人はローマ教皇からの権威づけを求めた、そしてその結果ローマ教会が調子づくという説明。
オドアケルその人についてはわからないまでもこういうこと知っていくのが楽しいですよね、歴史。実力者といえどもそれだけでは国をまとめることができないということで。
それから最近まとめ読みしていたハプスブルク家の本を何冊も書いてらっしゃる菊池良生先生の本を愛読してらっしゃるという話。(私の一方的な繋がってる感が嬉しい)
読書一般について、ちゃんと把握したい内容の本は、一回読んだだけでは足りない、というのが最近の読書の心得なのですが、この本もなんども読み返したい本リストに入れます!
最近、というか時期を重ねながらハプスブルク帝国、神聖ローマ帝国についての本を読んでいるので、この本も楽しく読めていますが、時代が下がるにつれて私の知識も乏しくなるので、ついていけるか不安。
(4章まで読んだ)
気のせいか私、脱落しかけてる感じ。3章、4章と展開がはy区なった気がする。人物名を知っているだけではついていけてない。歴史そのものが急展開したのか、それとも著者がこの辺り得意で早口で喋っている感じになっているのか?
ひょっとして倉山先生はこの辺り、日露戦争前後とか第一次世界大戦あたりの世界情勢がお好きなのかもと思ってしまう。そういえばそのあたりのバルカン半島情勢に特化したYouTube 動画もあったかも。
しかし、いつの間にかプロイセンがドイツということになっているのが不思議というか、騙された気がする。神聖ローマ帝国がドイツ、みたいな認識で読み進めていたのが、いつのまにか神聖ローマ帝国はオーストリア、でドイツの歴史から蹴りだされているような感じ。
この辺、丁寧に整理する必要がありそうです。
それから最近まとめ読みしていたハプスブルク家の本を何冊も書いてらっしゃる菊池良生先生の本を愛読してらっしゃるという話。(私の一方的な繋がってる感が嬉しい)
読書一般について、ちゃんと把握したい内容の本は、一回読んだだけでは足りない、というのが最近の読書の心得なのですが、この本もなんども読み返したい本リストに入れます!
人気ブログランキングに参加してます。
クリックいただけると嬉しいです。