『福岡市が地方最強の都市になった理由』木下斉 PHP
そういえば9月頭に福岡行ってきたんです(ちょっと時間が経ってしまった)。
初めての福岡県でもあるし、福岡市でもありました。
福岡は知ってるようで知らなかった。
最近、福岡が住みたい日本の都市ランキング1位?とかそういう話も聞いて、「え?福岡?そんなに人気なの?へー。。。あれ、福岡ってむかしからそうだったっけ?」とは思っていたんですが、恥を承知で告白すると北九州市と福岡市はなんとなくごっちゃにしていたかも。。。漠然と。。。
実際、福岡に行ってみて、福岡空港、博多駅前、天神あたりを歩いただけでワクワクして来るし、なんかいいな〜と思えてきました。見る人が見たらどこがどうなのかわかるでしょうが、私にはわかりません。ですが、「なんかいいな」と思えて来るのです。
旅行者として街を歩くだけで、何か違う感を味わうってなんだろう?何が違うんだろう?という思いを抱いて帰京。
(余談ですが、自分は「海鮮丼」のメニューを見つけるとウキウキ度が上がるっていうことに福岡で気がつきました。海鮮丼メニュー遭遇頻度、高かったです)
福岡についてもっと知りたいなあ、何が違いを生んでいるのか知りたいなあと思って本を探したところ、見つけたのがこの本です。
地方行政や産業界の話なので、ちょっと馴染みがなく、すぐわかるところだけ読んでるだけですが、福岡は独自路線でここまできたと、一朝一夕で「住みたい都市第一位」になったのではないということは理解しました。
そういえば、私が子供の頃は福岡県といったら北九州市、という印象がありました。八幡製鐵所とか炭鉱があったりとか。煙モクモクでイケイケな感じ。北九州市こそ九州の玄関口、関門トンネルがあり、門司港があり、、、みたいな。
そのころ福岡市は、すでに出遅れた感があり(明治維新ですでに出遅れたという話も。。。)、一度は負けじと工場誘致を頑張ったけれど敗北。そして潔く路線変更し、詳細省いて今の繁栄成功につながっている、と。
まだ読んでる途中なのですが、少しづつ、福岡で受けた印象が偶然や少なくともお門違いなものではないと説明されていく過程を楽しんでいます。
私のような素人でも読みやすいと思いましたので、行政や地方創生とかに興味ある方ならもっと理解できて楽しめる本だと思います。
(後日談)この時、読めたのは分量的には7割くらい。内容的にはもっと少ないですが。。。