『蘇我氏はシルクロードから渡来した』久慈力 現代書館 2006年
どういうわけか図書館から2回借りてしまった。
蘇我氏とかシルクロードの本を数冊、読みたい本リストに挙げた時期があったのですが、最初に借りて読んだ時に、リストから削除し忘れたのかな。
それにしても、2回目に借りる時に、「もう読んだ」とはっきり確信持てなかった自分が、かわいそうです(涙)。パラパラッとページをめくっても、メソポタミアと飛鳥文明のつながりについての内容だった、くらいしか思い出せません。
読んだ本の内容は、忘れてしまうものは構わず忘れてしまえーというスタンスで読書を続けています。しかし、それをかいくぐって、なんとか覚えている事が、次の本の内容とシンクロしてたり、繋がったりすると、内容を論理的、理知的に理解、記憶していなくても読書(乱読)は面白い〜と思えます。
この本を1回目に読んだ時のメモが少しだけ残っていました。
メソポタミアあたりのカッシュ人とかカッシートといわれる民族が東進、すでにある国に入り込んだり、作ったり(だったかな?)しながら日本にまで来ている、形を変え、場所を変えても独自の文化そのものは保持されていたということです。
蘇我氏は本拠地(?)の奈良県には曽我という地名が残っているけれども、蘇我という字を使っています。
で、今日読み終えた『地球『超』シークレットゾーン』で指摘されていたんですが、、蘇我という字は「蘇る我」ということで、古代ローマや古代ユダヤとの関連においては、非常に意味深。それでもって「蘇我馬子」なんていう名前は馬小屋で生まれたあの、蘇ったあのお方をピンポイントで連想させます。
しかし、本で読んだ内容や歴史が頭の中で整理されていないので、この本で言及されるカッシートが日本にまで来た説と、俗にいう古代ユダヤ人が日本にまで来たとかいう説との整合性というか関連がよくわかりません。
蘇我氏については、興味は尽きないですけども、この本、2度目も読もうか、それとも返してしまおうか、迷ってます。
『失われた古代ユダヤ王朝「大和」の謎』飛鳥昭雄・三神たける 学研 2006年
昨日の記事で、飛鳥昭雄氏の本を最近読んだと書きましたが、遡ってそちらの本についても書いてみます。
↓昨日の記事
これは2006年初版でさらに古い。ページをめくっただけで、ちょっと「ひと昔感」があります。
これまた真偽はさておき。
(。。。とてもとても私に判定できるようなことではありません。)
でも、著者は丁寧に取材されているようなんですよね。
推理、理論の積み上げ方法の是非は別にしても、そういうものが残されている、書かれている、といった事実はあるわけですよね。唸ってしまいます。
冒頭の写真で、本邦初公開という、米軍(占領軍)が仁徳天皇陵、応神天皇陵を戦後、発掘していったとある。厳密にいうなら、この3枚の写真で発掘されたという証拠にはならない(から許可されたのでしょう)、発掘作業中の写真ではないし。
しかし本当なら、やはり衝撃的だし、ちょっとやりきれない気持ちを抱いてしまう。なんでも、アメリカの博物館に天皇陵から出土したと言われている、というアイテムが保管されているらしいし。。。
そういえば、占領軍が伊勢神宮を調査に来たという話もどこかで読んだ事があった。
なんでも、伊勢神宮に爆弾落としてもまっすぐ伊勢神宮には落ちなかったとかいう。。。
どこで読んだかは失念してますが。。
古代ユダヤと日本のつながりはいろいろなところで指摘されているのを目にしたことは何度かあったと思いますが、今年に入って『京都ぎらい』を読んで、そのあとに平安京はエルサレムとして作られたとかいう話を読むと、京都の人の京都以外への差別?区別?意識もなんか、ワケがあるような気がして来ますね。ユダヤ人の選民思想とか言いますしね。(とはいえ、イメージで思っただけなので、そんなんじゃないよということだったらごめんなさい)。
この本で、新羅は「新羅馬」(新ローマ)ではないかという話がありましたが、昨日の記事の本(新しい方)ではさらに、渡来人の秦氏の本拠地(?)と言える太秦(うずまさ)も、「大」と「太」の字が入れ替え可能という前提ですが、 「大秦」と言ったら古代ローマ帝国のことなんですよね、と。
でも、古代ユダヤ人の歴史もほとんど知らないなあと自覚しました。古代ローマ帝国の中で反乱起こしたりしてるんですね。初心者向けの歴史の本を探してみようと思います。
『地球『超』シークレットゾーン』飛鳥昭雄 ヒカルランド
2011年初版。
ちょっと古い、といってもいいくらいの本ですね。
うわー、こういうこと、もう読んで知ってる人ってたくさんいるのかーと思ってしまいました。
先日、飛鳥昭雄氏の別の本を読んで、ちょっと面白かったのでもう一冊読んでみた。
「サイエンス・エンターテイナー」と名乗っているようなので、エンターテインメントとして読みました。
第一部は、プラズマについて。
第二部は日ユ同祖論について。
真偽はさておき、これだけ次々といろんなことを繋げて行く、繋がって行く展開は面白いです。ちょっとギャグ?という展開もあって、それをマジに考えるか笑い飛ばすか悩みます。
しかし、歴史に、これだけのいろいろな解釈ができる日本は本当に謎の国と言っていいんじゃないでしょうか。
いま、渡来人とか神社の謎といったあたりを念頭に置いていますが、こういう隠された謎というかメッセージみたいなのって、他の国の歴史でもやろうと思えば、極端な話、こじつける(失礼)ことってできるのかしら。。。
それともやっぱり、こういう解釈ができるっていうことは、それなりのことなのかしら。
事がユダヤ人だからこその、隠されごとなんでしょうか。
失われた10氏族でしたっけ、と認定された各地の民族部族の話がどんなだか知りたいなあと思いました。
ページ数はかなりありましたが、半日で読み終わりました。
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ご無沙汰してしまった
なんと前回の記事は、2月の1日ではないですか。。。
ブログそのものを忘れてたわけではないのですが、読書法やアウトプット(文章)の方法論などを読んでいたら、それはそれで面白かったのですが、ちょっと書けなくなってしまいました。
今日それでも、ここに書きに戻ってこれたのは、スキルを身につけたとか上手くなって戻ってきた!ということではなく、ちょっと、「どうでもいいや」と吹っ切れたからだと思います。投げやりというのではなく、どんなハウツーもの読んだところで、上手くなるのは少しずつ、と思えるようになったというか。
とは言ってもずっとスランプだったのではなく、その間に、引っ越しも済ませました。忙しかったんですよ!(笑)。
実家から近くへの引っ越しなので業者を頼むでもなく、家の人が車を出す機会に箱をいくつか運んでみたり、と言った程度の引っ越しで、だらだらと時間がかかってしまいました。多分、まだ終わったとは言えない状態ですが。
新生活シーズンですが、折からの新型コロナウィルス問題でしょうか、様子見なのか、例年に比べて数も少ないらしいです(洗濯機設置業者さんのコメントより)。
私は実家からの引っ越しでしたので、トイレットペーパーをもらってきましたが、どーんと引っ越してさあ買い物だ!というタイミングでトイレットペーパーがなかった方は大変だったと思います。
今後の予想もままならないですが、パニックにならないよう、かつ柔軟に対応していけるよう準備はしておきたいと思います。
皆様もご自愛ください。
さて、次の記事から、また本について書いていきます。
『イングランド王国前史』桜井俊彰 吉川弘文館
私的に「こんな本を探していたんだよ!」な本でした。
数年前、ヴァイキングについて知りたいと思って何冊か読んだことはあったのですが、その時にイングランド側(当時イングランドと呼べるような国があったかどうかは別として)のことも知りたいなと思ったのですが、その時に探せたのはアルフレッド大王について書かれた本くらいでした。
その辺りのイングランドの歴史を知りたいと思ったら、アルフレッド大王はもちろん外せない人物ですが、あまりに存在が大きすぎて、まったく他の人が出てこない本とかもあり(あったと思う。。。)、ちょっと欲求不満でした。もしや、そもそもアルフレッド大王以前、以外は記録とか残ってないのではなんて事まで勝手に考えたりもしました。(素人の合理化。。。)
英語の本を探すしかないのかなとも、もちろん考えていましたが。。。
それで、この本を見つけたときは、もうタイトルだけで「これだ!見つけた!」と1人ではしゃぎました。
ローマ帝国の一部だった時代から始まり、ローマ帝国滅亡後のブリテン島、どこかで一文だけ読んで、詳細を知りたかったアングロ・サクソン人がブリテン島に来た次第が描写されていて感激しました。
自国(という意識はあったかどうかわかりませんが)の問題に外国勢力を引き込んではろくなことにならないという歴史の法則(と言ってもいいですよね)がここにも発動されてます。あと、身内(のようなところでの)争いはさらなる外敵を招き寄せる法則とか。
ヴァイキングの話を読んでいたときは、うわー、非道だな、戦死が名誉で天国に行ける方法だなんてすごい社会だな、周りは大変だなとか思っていましたが、受けてたったアングロ・サクソン人も単にどっちが強かったかの問題で、似たり寄ったり?。。。苛酷で容赦ない社会。
(→キリスト教の登場でホッとします。そのあともいろいろありますが、それでも。あ、聞かれてもいませんが私はキリスト教徒ではありませんし、キリスト教推しでもありません。)
王国の、ひいては人々の運命は王様1人の資質で左右される。浮き沈みも激しい。
アングロサクソンの七王国も(元々はもっと多かったらしいが)、順に国が台頭し、弱体化していきます。その辺が一つ一つ順に描写されていきます。
アルフレッド大王についてもヴァイキングについても、あれ、これだけ?とちょっと肩透かしかと思ってしまうくらいで、本はあくまでもイングランド七王国の歴史の流れを追っていきます。
この内容に対する知識欲はあったので、かなり細かくメモ取りながら読みました。
それでもテンポ良く読めたと思います。
しかし、後で自分のノート見ても分かりにくい、というかノートまとめ直しが必要かも、と思える状態です。マインドマップで書きましたが、どうしても文章で書いてしまうんです、歴史は特に。
練習も兼ねて、もっと思い切って単語で書き直してみます。
2020年1月まとめ
2020年の1月も、もう終わりですね。速いです。
正月明けてから、図書館通いを再開してエンジンかかるのにちょっと手こずりましたが、マインドマップや読書術の本を読んで刺激受けました。
前より楽に読める、読書ノート(マインドマップ)取れるようになったと思いますし、ブログ記事にするのもマインドマップのおかげで楽になりました。
読書術の本から、読書は受身ではなく自分から掴みに行くアクティブな作業だと言うことに、おおいに触発されました。
そして、場合によっては借りてきた本を「読まない」とキッパリと決断することも心がけました。
楽しく、あるいは楽に読めるだけの下地が自分にはない、
難しすぎる、
今、読めない(図書館の期限内に時間が取れなかったなど)
話が古すぎる(そしてそのことで読む意味が損なわれている)、
期待した内容と違うといった理由で、読むのをやめる宣言を(一人で)下して行きました。
大げさですが、そうでもしないと、つい、「わからない自分は頭悪いのかも」とか、「じっくり読めばわかるのかもしれない」とか「すぐに投げ出す自分。。。」とかネガティブなことを思ってしまいそうになるからです。
難しいと思った本は、やさしい本で基礎知識をつけてから再挑戦するのもアリだと思います。
読まないと決めた本を別にすると、だいたい50冊、読みました。どちらかというとブログ記事にするのが追いつかなかったです。
今月ははやく読むのを心がけたので、読みに関してはまあまあの結果が出せたなと思うのですが、はやく読めるようになると、今度はもっと効率よくノートを取りたい、もっとわかりやすい文章を速くかけるようになりたい、と違うところにも目が行くようになりました。
今はだいぶ自由時間が取れる生活をしている状態でこの数ですので、もっと数は伸ばせると思います。する必要はないのですが(笑)、もう少しチャレンジして見たいと思います。
読まない決断をした本は、それぞれの理由はあげませんが(上にあげた読まない理由のどれかに当てはまります)、
『中高一貫高卒の東大生60人が教える中学生の勉強法』東京大学「学習効率研究会」
『あなたの心配ごとを話しましょう』トム・エーリク・アーンキル、エサ・エリクソン
『マインドマップ読書術』松山真之助
来月はどんなほんと巡り会うでしょうか。
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『英語ができない私をせめないで』小栗左多里 大和書房
『ダーリンは外国人』シリーズで楽しませてくれた著者の、英語遍歴。
英語の勉強法といったジャンルのものですが、内容は、
英語ができない状況説明
勉強できない状況説明
試したスクール体験記
続けている勉強法
かな。
「ダーリンは外国人」シリーズでは、体験談や漫画そのものを楽しみました。それ以上のことは考えなかったですが、この本を読んでちょっと著者に興味を持ちました。
この本を読み進めると、
「普通、こう言う本は英語ができるようになった人が書くのでは!?」と悩めるお姿が漫画であり、それを見た途端、「あ、そうなのか。この本読み進めても(著者は)できるようにはならないのか」とクスッと笑ってしまったり。
そして、「さあ、ここからいいわけですよー」の文章に笑ってしまって気が付いた。本当にそのあとは英語が、勉強ができない言い訳が!!
本当だ。読んでも読んでも、実は言い訳だったり、不合理な学習環境、体験の説明だったりで、英語がどうしたと言う話そのものは全く(といったら言い過ぎなので「ほとんど」と訂正します)進展しない。。。
そこで、ふと我にかえりました。
あれ、でも、どうしてこれ、面白いんだろう?
と。
私が同じテーマで書いたら、多分もっと嫌な文章になると思う。少なくとも、面白くはないと思う。自信ある。
でも、この著者が書くと、楽しいではないか〜!!
なぜだろう〜、なにがちがうのだろう〜。
なにこの不思議な魅力?魔力?
著者の本職の漫画作品、ジャンルも何も寡聞にしてわからないけど読んでみようかなと初めて思いました。漫画描くのは辛い作業だとあったけど。。。。
少しマジに内容について
2004年発行の本なので、古い情報もあるかもしれないけれど、著者が試した英語の勉強本やサイトのリストがコメントとともにリストアップされてます。
全てチェックしていませんが、English Through Pictures Book とか挙げてあり、懐かしい!!と一人で感激しました。このシリーズ、昔よく見かけましたよね、本屋で。今もありますかね。
英語は手に取ったことないですが、このドイツ語とスペイン語を昔、読んでいました。最初の方の何ページかはイラストも文章も覚えてるんですけど、後ろの方はどんななのか、実は見たことないかも、と思えるくらい何も覚えていません。
『サブリミナル英会話』と言う本が紹介されており、これは日本語で書かれた本(どう言う内容で書かれているのか、今わかりませんが)ですが、単語やフレーズが、それに続くかっこの中に英語で書かれており、サラサラ読みながら、英語の単語や言い回しを覚えると言うか見慣れていくと言うかそういう狙いの本らしいです。
以前、そういったスタイルのスペイン語の本を新書(なに新書だったかな?)で読んで、結構気に入ってましたので、英語でもそう言うのがあれば読んで見たいなと思いました。著者にはあまり好きじゃないスタイルの勉強法だったそうですが。
他、インターネットの英語勉強サイトやラジオの語学番組なども説明やコメントとともに紹介されてます。
先日、文豪の文体で笑わせてもらいましたが、私も文章の書き方、少しはよくしていけるように勉強する必要あると痛感しています。まずは小栗左多里さん研究から?
つづいて、小栗左多里+トニー・ラズロ共著の『ハワイで大の字』も読んだので、ここに一緒に紹介しておきます。お気楽によんだのでメモも取ってないし、感想をちょいちょいっとだけ。
しまった、名前を思い出せない!!のですが、個人所有の島があり、島民に他の場所との交流を制限しているらしいのですが、そこの生活などに興味はあります。いって見たいとまでは思いませんが、体験談とかあれば面白そうです。
食べ物のイラストが上手い!
同行した編集者さんが面白い(こちらも名前が思い出せません。失礼しました)
今、本のリンク貼るためにアマゾンのサイトで検索したら、イタリアやフランスでも大の字になってるそうです。本、探してみる!
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